葬儀直前の準備

葬儀を行う前には、市町村役場へ死亡届と死亡診断書を提出します。診断書は臨終に立ち会った医師によって作成されます。本籍地でない場所で死亡してしまった場合には、作成した死亡診断書は複数作成され、一通が本籍地に回されます。死亡診断書は死亡から一週間以内に提出するという義務があります。できるだけ早目に提出をしておかないとそのぶん埋葬許可証の交付が遅れてしまうので、葬儀の日程をなめらかに行うためには手続きは早目に行うようにしておきましょう。
葬儀のための死亡診断書の届けでは、通常は親族が行うこととなっています。死亡届は記載ののち葬儀社のスタッフに渡せばその後の手続をすべて代行して行なってくれます。
葬儀は通夜の明けたのちに行われます。葬儀のあとには告別式となり、出棺、埋葬の順で進められます。
葬儀の趣旨は、故人を弔うために行う儀式であり、告別式は会葬者が故人に最後の別れを告げるために行う儀式となっています。葬儀と告別式は趣旨としては違いますが内容
には重複する部分が多いので、現在ほとんどの式では葬儀と告別式は一緒に行われます。
いずれの式の場合も葬儀社のスタッフがほとんどの手配・準備をしてくれるので、遺族側で特に大変な手間がかかることはありません。ですが弔辞の依頼などは親族側で決めなければならない事項なので、忘れずにしておきましょう。式の進行順序は、宗派や会場、参列者の人数によってさまざまですが一般的には順は決まっています。